Ino Bus Stop
猪野バス停

Site
Fukuoka

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Ino Bus Stop
猪野バス停

Site
Fukuoka

Data

2026

Photo

(c)Yousuke Harigane
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福岡県久山町に建つ老朽化した猪野バス停のリニューアル計画である。リニューアルにあたり、久山町のまちづくりコンセプトである「国土・社会・人間の3つの健康づくり」に呼応し、〈三角の大屋根〉を中心とした新たな地域のシンボルとして計画した。
建築は三方向に開かれた構成とすることで、裏を持たない開放的な場を形成している。西側の〈歴史・文化のゲート〉は、県道546号線側からの猪野への玄関口として、周辺の鳥居と呼応する切妻屋根とし、近隣の伊野天照皇大神宮の造形に連なる重厚な大屋根としている。北側の〈交流のプラットフォーム〉はバスの乗降場として機能し、十分な高さと奥行きをもつ大きな軒を設けることで、雨天時においても濡れることなく安全な利用を可能としている。さらに南側には〈健康のコンコース〉を計画し、将来的に整備される健康広場と連動することで、老若男女が日常的に集い、健康をテーマに交流できる場となることを想定している。
全体的に久山町産のヒノキ材を天井や外壁に積極的に用い、地域資源を活かした温かみのある環境を創出するとともに、久山町が推進する「木のまちづくり」にも寄与している。本施設は、単なる待合所としての機能にとどまらず、人と人との交流を生み出す場として位置づけられている。交通結節点を超えて、地域の歴史や文化を継承し、人々の交流を促進しながら、健康的な暮らしを支える拠点として、新たな地域の核となることを目指したものである。