Gokayama Cross Base
五ケ山クロス ベース

Site
Fukuoka

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(c) Takeshi YAMAGISHI
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(c) Takeshi YAMAGISHI
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(c) Seinosuke Kaneda
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(c) Yousuke Harigane

Gokayama Cross Base
五ケ山クロス ベース

Site
Fukuoka

Data

2019

Photo

(c) Takeshi YAMAGISHI
(c) Seinosuke Kaneda
(c) Yousuke Harigane

Award

グッドデザイン賞2020
日本建築学会 九州建築選 2019 JIA特別賞
第32回福岡県美しいまちづくり建築賞 優秀賞
ウッドデザイン賞2019 奨励賞(審査委員長賞)
第6回福岡県木造・木質化建築賞 木質化の部 大賞

Press

新建築(新建築社)2019年5月号掲載

 福岡県那珂川市は、山陽新幹線の回送線を旅客線化したJR博多南線が通り、博多駅から8分の博多南駅がある。近年、その利便性のよさから住む人が増加し、2017年には人口5万人を超え、2018年10月には市制施行により町から市となったばかりである。本計画は、2018年に竣工した県内最大の五ケ山ダム湖周辺の整備事業の一環として、2016年9月に那珂川市が観光振興を目的に公募した観光拠点施設プロポーザルにおいて選定されたプロジェクトである。ショップ・カフェの入る本計画以外にも、近郊には新たにキャンプサイトも整備され、福岡都市圏から1時間圏内の新たなアウトドア拠点として、今後多くの人びとの来訪が期待される。
 脊振山系の山並みや、スケールの大きなダムの景観と調和するデザインとなるよう、敷地形状をオフセットしたようなボリュームとし、高さ102mの巨大なダムの堤体と呼応する、大らかな曲面の造形としている。ダム湖への眺望を間近に感じられる天然木デッキによるルーフテラスを設け、人びとが休憩できるベンチのような緩やかな大階段とスロープにより、駐車場とルーフテラスがスムーズに繋がる、ランドスケープと建築が連続した一体感ある風景を創出した。ルーフテラスの駐車場側には、那珂川産材ヒノキを水蒸気式高温熱処理した天然木のルーバーを設け、五ケ山エリアの新しいシンボルとなるよう、山並みに呼応した形状とした。構造は両サイドの大階段と厨房コアを鉄筋コンクリート造、それ以外を鉄骨造の柱・梁とした、橋のような土木的建築である。厨房コアは背後にあるダム湖畔以外の人工物(既存施設)をなるべく遮るように配することで、風景をフレーミングする内部空間を創出した。
 ダムという土木的な大きなスケールに調和するよう、繊細すぎない大らかで粗い解像度のディテールによるランドフォームアーキテクチャーを目指した。